ものづくりから電気工事へ、挑戦と成長
桂川 貴之
朝日電機株式会社 部長
工務部・安全衛生推進者
1級電気工事施工管理技士
―― 挑戦と成長:ものづくりから電気工事へ
2025年の5月で、朝日電機㈱に入社してから2周年を迎えることになります。あっという間に感じますが、この2年間は本当に濃い時間を過ごしてきました。前職では工業用電気ヒーターのメーカーで働いていたのですが、今の仕事はそれとは全く異なる電気工事の現場で、施工管理士として現場管理に従事しています。
―― ものづくりへの熱い思い
僕が最初に飛び込んだ業界は、工業用電気ヒーターを作るメーカーでした。現場で作業することが多くて、製造や工事の両方に携わっていました。自動車メーカーなどのラインで使われるロボットの、先端から出る接着剤や塗料などの材料を温めるヒーターの開発から設置まで、全てを自社で行っていたため、現場に入るために電気工事士の免許も取得しました。結果現場の設置工事なども自社で行うようになったので、合わせて施工管理士も取得することになりましたね。その他にもトラックの荷台のアルミ部分を製作する会社にも入ったりして、結局自分は「ものづくりが好きだな」という気持ちに気づいたように思います。
でも平日土日も関係なく仕事に没頭するあまり、体調を崩してしまったので、もう少し環境の整った職場への転職を決意しました。転職活動をしていたとき、たまたま見つけたのが朝日電機の求人でした。正直、受かる気はしていなかったんですけど、モノづくりが好きな思いやこれまでの経験が活かせるのではと面接で話してみたら、無事に採用を頂けたときは嬉しかったですね。
実際に入社してみると、今までの工事規模からは大きく変わりましたが、現場での仕事が自分にぴったりだと感じました。それまでの経験を活かせるし、さらに成長できる環境だと思ったので、今の仕事に挑戦することに決めたんです。
―― 施工管理士としての日々
今は施工管理士として、いくつかの現場を担当しています。最初は1つの現場だけでしたが、今では5件を同時に管理することもあります。現場ごとにスケジュールや作業内容が違うので、毎日忙しく、かなり頭を使います。最初はやっぱり慣れないことも多かったんですけど、徐々に自分のペースで進められるようになってきました。

施工管理の仕事では、現場での問題解決が求められます。進捗が遅れたり、予定外のトラブルが起きたりしたときに、どうやってみんなのスケジュールを調整するかが重要です。そういうときに、職人さんたちに迷惑をかけないように、きちんと連携を取ることを心がけています。
また、データを使って現場の管理を徹底しているので、前よりも効率的に仕事が進められるようになりました。それが現場全体に良い影響を与えている実感があります。
―― 2年間を振り返って
入社してからの2年間、正直なところ本当に忙しくて、いろんなことに挑戦してきました。でも、その分、自分の成長も感じています。前職で得た知識と経験を活かしながら、今は現場を管理する立場になり、より多くの責任を持つようになりました。やりがいを感じることが増えたし、これからもさらにスキルを磨いていきたいと思っています。
これからも、いろんな現場で経験を積んで、自分の力をもっと高めていきたいと思っています。ものづくりへの情熱は変わらないし、それを実現できる仕事に携わることができて、本当に幸せだなと感じています。