社員とともに成長する電気工事の魅力と未来への展望
北川 貴文
朝日電機株式会社 専務取締役
1級電気工事施工管理技士

――朝日電機㈱入社までの経緯ついて簡単に教えてください。
私は今年で朝日電機㈱に入社して17年目になります。
現在は専務として、主に社内外の業務、各現場の管理を行っています。
元々は実家が電気工事業をやっていたこともあり、自然な流れで自分も電気系の高校に通い、電気工事士という仕事に携わることになりました。
朝日電機㈱の前に最初に就職した電気工事会社は、工場内の電気工事が中心だった為、休日も現場に入って働かなければならず、プライベートの時間もほとんど取れなかったので、転職先を探している中で、朝日電機㈱を見つけました。
会社のホームページを見たときに、大手のデベロッパーとの取引もあり、大きな工事を手掛けている会社で、仕事内容や土日祝日はしっかり休めるという点が魅力的に感じ、将来的に目指す規模感が自分に合っていると感じました。
現場では最初は何も分からない状態で、前職からも環境がガラッと変わって驚きましが、周りの人たちがサポートしてくれて、すぐに多くのことを学べる環境だったのが大変ありがたかったですね。
入社当初は、先代社長から今の服部社長にちょうど交代した時期で、会社自体も新生朝日電機㈱としてスタートを切ったところで、電気工事業の未来と新しい風が吹いているのを肌で感じました。
――朝日電機㈱での仕事と役割を教えてください。
現場・倉庫社員、協力業者の管理を含め、施工管理士として複数の現場も管理しています。
施工管理士はより大きな工事を受けることができるように朝日電機㈱に就職してから会社のサポートで取得しました。
今は、規模の大小を問わず、20以上の現場を担当しています。スケジュールの管理や現場の調整が主な業務なため、優先順位をつけて、効率的に作業を進めるよう日々頭を悩ませています。
でも沢山の現場を見る中で実感したのは、これは精鋭揃いの朝日電機㈱だからこそ可能なスピード感だと感じましたね。
その他にも現場の新規開拓を目的とした営業やあいさつ回りなどの仕事もあるので、オールマイティに色々な業務に関わらせてもらっています。
――印象的な現場のエピソードはありますか?
トンネルを掘る作業を進めるために必要な電力を供給する仮設工事を初めて最初から最後まで担当した時の経験がやっぱり一番印象に残っていますね。
工事のスタートは本当に何もない山の中です。その場所にどのように電力を供給するのか、そこから僕たちの仕事は始まります。見た事が無いような大きな機械で山を掘削したり、時にはダイナマイトを使用してトンネルを掘り進めて行くのですが、その作業に必要な電力を供給したり、真っ暗なトンネル内に明かりを灯すというのは、実際に経験しないと伝わらない感動があります。
しかし、ただ機械に電力を供給して照明をつけるだけでなく、そこに至るまでには使用する機械の電気容量や台数、稼働パターンなど詳細な検討をして、電気を供給しています。

数年に及ぶ工事の末、トンネルが貫通すると【貫通石】と呼ばれる記念の石が誕生します。
この貫通石を見ると、今でも当時の作業風景を思い出しますね。
――現場において感じるやりがいや達成感はありますか?
工事現場では電気がなければ工事は進められません。電気の必要性や重要性を実感できるのは、非常に意義深いことですね。
また何もない状態から自分たちの設置した仮設電気を軸に現場が進んでいく様子を見るのも、非常にやりがいを感じますね。建物や構造物が少しずつ形になっていくわくわく感もいつも感じていますが、一番達成感がある瞬間は、完成後の撤去作業ですね。
現場完成の最後の工程なのでやはり緊張感はありますが、最初から最後まで電気を供給するという一番重要な部分を担い、一緒に現場を作り上げた達成感は何物にも代えがたいと思います。
――仕事とプライベートのバランスはどのように取っていますか?
やらなければならないことはしっかりやって、計画性を持って仕事をするようにしています。
ダラダラと作業するのではなく、集中して仕事する事を心掛けています。
これまでの経験上、忙しい中でも仕事とプライベートのバランスは非常に大事だと感じました。オン・オフを切り替える事で、仕事の効率も上がりましたし、家族との時間を確保出来る事で、家族への負担も軽減し、全員のメンタルも安定したように思います。
一昨年、3人目の男の子が生まれたばかりなので、30歳の時に建てた家の庭で、あ、怪獣が3人もいるのでもうボロボロですが(笑)、そこで子供たちと遊んだり、友人を招いてバーベキューをしたり、家族5人で旅行に行ったり、リフレッシュできる大切なひとときを大切にしています。
――今後の展望と抱負を教えてください。
今後の目標としては、施工管理士としての役割を全うし、より多くの現場を統括していくことも重要と考えていますが、会社がさらに成長していく為に、後進を育て、若いスタッフにも色々な現場や業務を経験してもらう事で、会社全体のレベルアップをしたいと思います。
私が入社した頃と比べて、今では工事の規模も大きくなり、会社全体の活気も感じます。少しずつ自分の役割も大きくなりましたが、依然ここには自分が成長できる環境が整っていると感じています。
朝日電機は、社員一人一人の意見を尊重し、チームで協力し合いながら仕事を進めていく環境が整っています。大きな仕事に携わる機会も多く、やりがいを感じながら成長できる会社だと思います。どんな現場でも挑戦し続けることで、技術が身に付き、成長できる場がたくさんあります。
技術や知識を身につけることはもちろんですが、コミュニケーションも大事な要素だと感じています。私たちの仕事はチームで動くことが多いので、しっかりと人と協力して成果を出せる力が求められます。
私もこれからもっと多くの現場を経験し、従業員の皆と力を合わせて会社を成長させていきたいです。